カステラは実は和菓子?カステラの歴史と半熟カステラのレシピをご紹介します
ブログをご覧の皆様、こんにちは!
今回は山田ガーデンファームの井上がお届けします。
本日6月16日は「和菓子の日」です。
かつてこの日は、お菓子を食べて厄除けと招福を願う「嘉祥」という行事がありました。
この風習が現代によみがえり、1979年に全国和菓子協会が「和菓子の日」として制定しました。
お菓子は単なる嗜好品と考えがちですが、疲れた心身を回復させたり、
場のリラックス効果をもたらしたりとメリットは様々あります。
子どもからお年寄りまで笑顔にさせる素晴らしい食べ物です!
和菓子と聞くとお饅頭やおせんべい、羊羹などが思い浮かびます。
では、弊社の通信販売やufu uhu gardenでも人気のお菓子「カステラ」は和菓子・洋菓子のどちらでしょうか?
答えはなんと和菓子です!
フランシスコ・ザビエルがキリスト教と共に運んできたカステラは南蛮菓子と呼ばれており、
外国から渡来してきたため洋菓子だと考えてしまいますが、
和菓子と洋菓子の分類は明治時代以前か以降かが判断基準になります。
カステラは室町時代に入ってきたため和菓子に分類されています。
カステラは長方形の細長い形状を想像しますが、最初からこの形というわけではありませんでした。
ルーツとして最も有力なのは、ポルトガルの郷土菓子「パォン・デ・ロー」です。
きつね色の優しい色合いで見た目だけでふわふわなのがわかるこちらのお菓子、どこか見覚えがありませんか?
最近流行の半熟カステラにとても似ています!
日本人の嗜好に合わせて四角い形状に変化したカステラですが、
現代になりようやくパォン・デ・ロー独特のとろとろ・ふわふわ・しっとりとした食感が受け入れられるようになったのですね。
そんな今話題の半熟スイーツ「パォン・デ・ロー」のレシピをご紹介します。
〈材料〉
・卵黄・・・・・・3個分
・紅花たまご・・・1個
・きび砂糖・・・・50g
・薄力粉・・・・・20g
・ラム酒・・・・・大さじ1
〈作り方〉
※下準備として型にオーブンシートを大きめにカットし、くしゃくしゃにして敷いておく。
①ボウルに卵黄、卵、きび砂糖を入れ、ハンドミキサーでふんわりとするまでしっかりと泡立てる。
②①に薄力粉を加えてゴムベラで混ぜ、その後ラム酒を加えて同様に混ぜる。
③型に流し入れ、180℃のオーブンで13~15分焼く。網の上にとり、型に入れたまま冷まして完成!
卵が命のカステラですが、半熟ということでより卵の美味しさが際立ちます。
美味しいカステラの秘訣は卵の鮮度です。
しっかりとした安定性のある気泡ができるため、
しっとりとしたスポンジになり濃厚で味わい深いカステラが出来上がります。
ぜひ紅花たまごを使って親しみ深いカステラやとろとろふわふわなパォン・デ・ローを作って、
市販のものとの違いをお確かめください!