メルセデス・ベンツも認めた!ニワトリの歩き方
新着ニュース 2016.10.18
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は通信販売部の井上がお届けします!
ニワトリをはじめ、鳥類は首を前後に振りながら歩いていますよね。
背筋を伸ばして首だけ前後に動かしながら歩くのは、傍から見ると疲れてしまいそうですが、なぜわざわざあのような歩き方をするのでしょうか?
この歩き方をする理由を知るために行った、ある実験があります。
ニワトリを自転車のかごに乗せてゆっくり走り、ニワトリはどのような動きをするかという実験です。
するとニワトリは、自身が動かなくても首を前後に動かし始めたのです!
首を前後に動かす独特の行動は、ニワトリの視界に関係しています。
ニワトリの目は左右の側面についていて、視野がとても広くなっています。
人間の目は、正面に二つ並行についているため、物の距離感や立体感をつかむことが可能です。
しかしニワトリは左右両側の景色を別々に見ている状態で、周囲に注意を払うことはできますが、実質片目でそれぞれの景色を見ていることになるため距離感や立体感をつかむことはできません。
そこでできたのが、首を前後に振る歩き方です。
前後させることで片目でも立体視が可能になり、物を正確にとらえることができるようになりました。
また、人間は景色を見る際無意識に眼球を動かしますが、ニワトリは眼球を動かすことができません。
目を少ししか動かすことができないため、普通に歩こうとすると頭が常に動いてしまい、物をしっかり見ることができないのです。
そこで頭を固定したまま首から下だけを動かして歩くことで、周りの景色を追いながら
どんなに体が動いても頭は全く動かないというニワトリの体の構造は不思議ですよね!
そんな不思議なニワトリの構造を利用してCMを作ったのが、世界的に有名な企業である「メルセデス・ベンツ」です!
CMでは、音楽に合わせてニワトリの体を激しく動かしますが、頭は全く動きません。
この安定性を車の乗り心地の良さに置き換え、道路の凹凸などの衝撃を吸収する新システムを紹介しています。
こちらがそのCMです!
首を前後に動かす歩き方が「メルセデス・ベンツ」にまで認められているとは驚きですね!
次回もお楽しみに!!
通信販売部
井上