地球と卵は構造がそっくり!?
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は山田ガーデンファーム通信販売部の井上がお届けします!
本日4/22は「アースデイ(地球の日)」です!
国連が定める国際デーのひとつで、環境汚染から母なる地球を守るための市民運動の統一行動の日となっています。
あまりにも身近すぎて、その存在をも忘れてしまう地球。しかし当然のように日々地球上で暮らしてはいますが、温暖化や環境破壊など、大きな問題にも直面しています。
世界中の人々が、自分たちが住む地球について学び、考え、そして改善に向けて取り組んでいく大切な日なのですね。
「アースデイ」ということで、今回は地球と卵についてご紹介したいと思います。
宇宙の中では小さな存在ですが73億人もの人々が暮らす地球と、私たちの拳に収まる程度の小さな卵。
いくら比べようとしても共通点など見つけられそうにありませんが、実は卵はしばしば地球の内部構造を例える際に用いられます。
卵をゆで卵にすると、「卵の殻」「白身」「黄身」と大きく分けて3つに分けることができます。
黄身が一番内側で、それを覆うように白身と卵の殻がそれぞれ取り囲んでいます。
地球も、「地殻(プレート)」「マントル」「核」と大きく分けて3つに分けることができます。
核を覆うようにマントル、そして地殻がそれぞれ取り囲んでいます。
私たちは卵の殻にあたる「地殻(プレート)」の上で生活をしています。
地殻は厚さが約30〜100km程度。
地球の直径は約13,000kmもあるので、それに比べるとまさに卵の殻のような薄さです。
そんな薄い大地で73億もの人々が暮らしているのですね…!
薄い地殻のすぐ下には、卵の白身にあたる「マントル」と呼ばれる高温の柔らかい岩が核を覆っています。
マントルは地球内部で対流するため、地殻を上に載せたままゆっくりと動いています。
地球上には地殻の境界がいくつかあり、マントルが動くなかで地殻同士がぶつかり、境界で潜り込んでしまうと地殻が破壊されてしまいます。
これが地震が起こるメカニズムとなっているようです。
日本にはちょうど地殻が潜り込んでしまう境界「日本海溝」があるため、地震大国となってしまっているのですね。
卵の殻のように薄い大地のすぐ下でこのようなことが起きていると思うと驚きです!
マントルの下には、卵の黄身にあたる「核」があります。
核は大変高温で、6,000℃もあり、どろどろとしているようです。半熟のゆで卵のようですね!
なぜ核はこんなに熱いのでしょうか?
これは、地球が誕生直後熱く熔けていた時代の名残です。
誕生直後は全面がどろどろに熔けていたものの、時間の経過とともに熱は宇宙空間に逃げていき、表面は冷えて地殻とマントルが形成されました。
しかし全ての熱はまだ逃げ切っておらず、高温の柔らかい岩であるマントルが周りを覆っているため、核は未だ大変熱い温度を保っているようです。
核が熱く、マントル・地殻が日々動き地震が発生するのは、地球がまだ星として若い証拠です。
例えば月は完全に内部まで冷え切っているため、地震が起こることはないようです。
地震が起こるとかなり大変ではありますが、宇宙の中ではまだまだ若い星である地球を、環境破壊などで寿命を縮めてしまってはいけません。
地球を温暖化・環境破壊などから守るためにも、小さな取り組みを一人ひとりが積み重ねていくことが大切なのですね。
今回は地球を卵に例えてご説明しました!
次回もお楽しみに!!
通信販売部
井上