本日は旅の日!山形の隠れた名所「裏山寺」をご紹介します!
新着ニュース 2017.05.16
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は山田ガーデンファーム、通信販売部の井上がお届けします!
本日5月16日は「旅の日」です!
俳人松尾芭蕉が「奥の細道」へ旅立ったのがこの日であることから、「旅の心」を大切にし旅のあり方を考えようということで、日本旅のペンクラブが制定しました。
東北を巡り美しい句を多数残した松尾芭蕉の功績は今でも讃えられており、各地に銅像や歌碑が残っています。
山形県では
「五月雨をあつめて早し最上川」
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」
という情緒あふれる句が詠まれました。
「奥の細道」の中でも特に夏の涼しげな情景が目に浮かぶ素晴らしい句ですね!
さて、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」は、山形を代表する観光地の山寺(立石寺)で詠まれた句です。
果てしなく感じるほど長い階段を登り、険しく切り立った岩の上に立つお堂から見る風景はまさに絶景!!
四季折々で色が変わる景色は、飽きを感じさせることがありません!
その美しさから世界的にも知名度が高い山寺ですが、そのすぐ近くに「裏山寺」が存在しているのはご存知でしょうか?
地元民にもあまり知られていない「裏山寺」。しかしその美しさは本家山寺にも引けを取りません!
今回は「裏山寺」についてご紹介したいと思います!
「裏山寺」は別名「垂水遺跡」「垂水不動尊」と呼ばれています。
山寺を開山した慈覚大師円仁が、この場所を修業の地としてインスピレーションを得て、山寺開山に至ったとのこと。
山寺のはじまりの地といっても過言ではない重要な場所です!
そんな「裏山寺」は、山寺の登山口から1kmほど奥に進んだところにある、最上三十三観音の二番札所「山寺千手院」というお寺の裏山にあります。
千手院の境内裏手の山中を15分ほど登っていくと、唐突に巨大な岩肌が姿を現します。
周辺の石と異なるボコボコと蜂の巣状の穴があいた凝灰岩は本当に神秘的で、自然のパワーを感じます!!
そんな岩肌を少しよじ登ると木の鳥居が!!さらに登ると小さな稲荷神社が岩の中に建っています。
木々の間をぬって届く優しい日差しが岩の中を照らし、海の中にいるような風景が楽しめます!
知る人ぞ知る場所なので、この神秘的な光景を独り占めでき、同時に人波が絶えない山寺では難しくなってしまった「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を感じ取ることもできます。
昔の人の技術力が自然と絶妙に融合し素晴らしい景観を作り出す山寺と、大自然と人々の信仰が神秘的な景観を生み出した裏山寺は、どちらも本当に素晴らしい山形の名所です!
ぜひ松尾芭蕉が愛した山形へ旅にいらしてはいかがでしょうか?