山形県の花、紅花とは?
いつもブログをご覧の皆様、こんにちは!
山田ガーデンファーム、通信販売部の石井です。
今回は山田ガーデンファームで取り扱っている「紅花たまご」の
「紅花」についてご紹介させて頂きます。
まず「紅花」とは、どのような花なのでしょう?
紅花は、エジプトが原産と言われ、日本には4~5世紀頃に渡来したと
言われております。
高さは1mほどあり、花期は6月から7月となっております。
枝先に頭状花をつけ、花ははじめ鮮やかな黄色で、徐々に赤くなっていくのが特徴です。
山形県では江戸時代中期以降に最上地方で盛んに栽培されるようになり、
質・量とも日本一の紅花産地として栄えました。
山形県は紅花を栽培するにあたって、気候や土壌がとても適しております。
特に、最上紅花は高品質で知られ、京都や大阪で大変重宝されました。
次に、「紅花」の様々な利用方法について、いくつかご紹介致します。
①生薬
乾燥させた花は紅花(こうか)と呼ばれ、血行促進作用がある生薬として
日本薬局方に収録されています。この生薬は、養命酒などにも含まれております。
また、紅花から作った生薬をツボなどの部分に塗る紅灸(べにきゅう)という
灸の一種もあります。
②紅花油
これは紅花の種子を搾った油で紅花油(サフラワー油)と呼ばれ、
サラダ油として用いられたり、マーガリンの原料になっております。
また、紅花の栄養成分として、リノール酸(必須脂肪酸)やオレイン酸、
ビタミンE、食物繊維、カルコン(ポリフェノール)などが挙げられます!
③口紅
紅花から赤色色素を抽出し、陶磁器製の猪口の内側などに刷き乾燥させたものです。
良質な紅は赤色の反対色である玉虫色の輝きを放ち、江戸時代には小町紅の名で
製造販売されておりました。
④紅花染め
紅花染めは自然の草木を染料として使う草木染めのうちでも、花を使用する珍しい染めです。
他の草木染めは主に葉や樹皮などを使用します。
紅花の花には黄色と赤の2種類の色素があり、染めにもそれぞれを使った2種類の染めがあります。
黄色の色素を使用するのは簡単だったこともあり、庶民の染め物としてよく利用されました。
一方、赤色の色素は、かつて高貴な人しか着ることが許されず、高級な着物にだけ使用さていたのです。
このように山形県の花である「紅花」は色々なところで活躍しております。
私たちの身の回りでも紅花は活躍していたのですね!
山田ガーデンファームでも山形県の花である紅花を使用した「紅花たまご」を
全国のお客様にお届けしております。
紅花を鶏たちに与えることによって生臭みやクセが少ない卵になります。
また紅花には抗酸化作用があり、鶏たちも元気に育つのです!
多くのお客様に紅花たまごをお召し上がり頂き、山形をもっと知って頂ければと
思っております。
これからも皆様に良質な紅花を使用した、良質な紅花たまごをお届けして参ります。
次回の記事もお楽しみに♪
通信販売部 石井