表面からたまごを守る!クチクラ層とは?
たまご新着ニュース構造紅花たまごについて 2016.08.29
いつもブログをご覧の皆様、こんにちは!
山田ガーデンファーム通信販売部の石井です。
今回はたまごの殻の表面に注目し、「クチクラ層」について詳しくご紹介したいと思います。
以前のブログでご紹介させて頂きましたが
たまごの表面には「クチクラ」という薄い膜があります。
これがたまごの内部に微生物(細菌)が侵入するのを防ぐ働きをしております。
この「クチクラ層」と呼ばれるもの、
実はたまごだけではなく、いろいろな生物に見られるものなのです。
クチクラはCuticle(キューティクル)とも呼ばれ
哺乳類の毛の表面に存在しております。毛の艶はこのクチクラによるものなんです!
またカブトムシなど甲類の昆虫の羽根の表面や、椿のようなツヤのある植物の葉の表面にも多くあるのです。
しかし、たまご表面のクチクラは水で簡単にとれてしまいます・・・。
買ってきたたまごを更に水洗いするというのは
クチクラ層も一緒に洗い流してしまい、細菌に対して無防備な状態になってしまうのです。
よく新鮮なたまごは表面がザラザラしていると聞いたことはないでしょうか?
このザラザラがクチクラのことをいい、
古くなってクチクラが剥がれてしまったり、洗浄によって水に溶けてしまったりすると
たまごの表面はツルツルになるのです。
昔はよく言われていたようですが
今は一度洗浄しているので表面がザラザラのたまごというのは
あまりないと思われます・・・。
<<一度洗浄してクチクラが無くなっているなら細菌が入ってしまうのでは?>>
と疑問が浮かんできます。
山田ガーデンファームでは洗浄の際に次亜塩素酸ナトリウムにより殺菌、
洗浄後にも紫外線殺菌を取り入れております。
ですから、細菌が全て除去された状態の安全なたまごをお届けしておりますのでご安心ください!!
いかがだったでしょうか?
たまごは中身を守るために、殻の表面にも実は秘密が隠されていたのです!!
今思うと、たまごには色々な秘密が隠されていますよね!
殻の表面、内部も細かい構造になっていて不思議な食べ物です。
たくさんの方々にも意外なたまごの秘密を知って頂ければと思います!
次回の更新もお楽しみに♪
通信販売部
石井 葉月