鶏のご先祖様?!セキショクヤケイとは?
新着ニュース 2015.11.28
ブログをご覧の皆様、こんにちは!
山田ガーデンファーム、通信販売部の石井です。
皆様は、セキショクヤケイという動物を知っていますか?
実はニワトリの祖先と言われる鳥なのです!!!
見た目はニワトリ、特に土佐地鶏などの古くから日本で飼育されてきた日本鶏(にほんけい)に似ております。
今回はニワトリのご先祖様についてご紹介致します。
<セキショクヤケイの基本データ>
【体長】 41〜80cm
【体重】 0.5〜1.5kg
【分類】 キジ目キジ科
ちなみに鶏のオスは体長約70cmになり、メスは体長約50cmとなっています。
ほぼ鶏と大きさも一緒となっております!
<セキショクヤケイってどんな動物?>
セキショクヤケイ(赤色野鶏)は、南アジア南部から東南部の森林や草原などに生息する野鶏です。ニワトリの野生の祖先と言われています。
ちなみに野鶏には、セキショクヤケイの他にも、ハイイロヤケイ、セイロンヤケイ、アオエリヤケイの3種類がいます。
セキショクヤケイが初めて人間に飼育されたのは5,000年以上も前のことで、朝に時刻を伝えるように鳴く「時告げ鳥」として飼われるようになったといいます。
現在世界の生息数が160億羽にものぼるニワトリですが、初めて日本に来たのは紀元前100〜200年のことで、その頃のニワトリの容姿はセキショクヤケイに似ていました。
セキショクヤケイはとても縄張り意識が強く、闘争心があります。飛ぶことはできますが、あまり得意ではなく、木の上で眠るために飛ぶ程度です。雑食性で、木の実や種子、昆虫を食べます。
(写真:セキショクヤケイ)
見た目はオスとメスで異なり、オスの体は赤笹色(あかざさいろ)や暗緑色など光沢のある鮮やかな色で、
赤い鶏冠(とさか)と肉垂(にくすい)を持ちます。
特に繁殖期に入ると、鶏冠と肉垂は充血して真っ赤になります。
繁殖期が終わると鶏冠も肉垂もしぼんで赤色が薄くなり、
きれいな尾羽もなくなってしまいます。
それに対してメスの体は地味で尾が短く、大きさも小さいです。
メスは子育てを行うので、目立たないような色をしているのです。
(写真の左がオス、右がメスになります)
ちなみに「コケコッコー」という鳴き声は、オスがメスの気を引き、
他のオスに自分を誇示するための鳴き声と言われております!
日本では動物園でセキショクヤケイを見ることができるそうです!
私もぜひ、ニワトリとの違いをじっくり見てみたいと思いました。
また、繁殖期の春頃に見に行き、
きれいな尾羽を間近で見に行きたいものです♪
気になった方はぜひ、見に行ってみてはいかがでしょうか?
次回の記事もお楽しみに!
通信販売部 石井