「すき焼きに卵を付けて食べるのはなぜ?」
たまご 2015.11.01
皆様こんにちは!今日もブログをご覧くださり、ありがとうございます。
毎日寒いですね…。山形の冬は、もう目の前まで迫っています。
この季節になると、妙に食べたくなる「すき焼き」。
私も大好きです!!特に、米沢牛のすき焼きは絶品です♪
そんなすき焼きですが、生卵を付けて食べる人と付けないで食べる人がいます。(私はもっぱら付けて食べる派ですが!)
でも、なぜすき焼きに卵を付けて食べるようになったのか皆様はご存じでしょうか?
私もとても気になったので、調べてみました!
「直接食べると熱いので、卵に付けて冷ましてから食べる!?」
これはよく言われており、なるほど!と思ったのですが、実は間違いだそうです。
では、本当の理由は何でしょうか?
調べてみると有力な説が2つあります。
①「卵につけて食べることが当時は“通”だった!?」
そもそも卵を付けて食べられるようになったのは江戸時代後半。
しかし、すき焼きという食べ物はこの時代まだ存在しませんでした。
この時、一般的に食されていたのが鴨鍋やどじょう鍋で、味付けはすき焼きと同じだったとか。
最後に卵をかけて卵とじにして食べるのが普通の食べ方でした。
しかし、気が早い江戸っ子は卵を蒸している時間ももったいない!
と思うようになり、卵を付けて食べる人が出始めました。
そして一部でこの食べ方が“通”と言われるようになりました。
時は過ぎて、明治時代になってから牛肉を入れた「すき焼き」が一般化され、この“通”の食べ方が広まったそうです。
②「卵を付けて食べるのは美味しさをアップさせる為!?」
また、すき焼きに生卵を付けるのはすき焼きの歴史に関係あるとも言われています。
徳川家康は武術能力の維持に鷹狩りを推奨しました。
歴代将軍は鷹でキジや鴨を獲って、獲った獲物をその場で捌き、屋外で食事をしていました。
ところが徳川綱吉の時代に生類憐みの令が発令され、鷹狩りは廃止になりました。
仕事にあぶれた鷹匠は市中にでて、焼き鳥や鴨鍋や、軍鶏鍋といった料理を江戸に広めました。
脂の少ない軍鶏を食べるのに、味に深みを出すため軍鶏の卵で食べられるようになりました。
軍鶏鍋を応用し、明治時代に牛肉のすき焼きが生まれました。
その際、軍鶏鍋の名残で卵は残ったという説もあります。
また、当時の人は牛肉を食べ慣れていなかったので、牛肉の臭みを消す効果もあったそうです。
食べ物の歴史ってとても面白いですね。
故人の工夫があってこそ、私たちが今美味しい食べ物を頂けるんだなっと感じました。
とりあえず、卵はどの時代でも万能の食品のようですね!
【山田ガーデンファームでは、山形の特産品として12月に「最高級A5ランクの米沢牛すき焼き・しゃぶしゃぶ用」をご紹介します!】
A5ランクの米沢牛は、口の中でとろけてしまいます♪
米沢牛の美味しさを多くのお客様に味わって頂きたいです。
さらに、新鮮な紅花たまごに絡めて食べれば、濃厚な旨味が口いっぱいに広がります!
12月にご紹介させて頂きますのでご期待くださいませ♪
では、次回の記事もお楽しみに!
通信販売部 吉田