全卵クッキーと黄卵クッキーはどのような違いがあるのだろう?
たまご 2017.06.16
いつもブログをご覧頂いている皆様、こんにちは!
山田ガーデンファームの生田智美と申します。
卵黄のみの場合と全卵を使用した場合では、クッキーにどんな違いがあるのかということについて気になっている方も少なくないようです。
全卵クッキーと黄卵クッキー。どのような違いがあるのでしょうか?
今回は「全卵クッキーと黄卵クッキーはどのような違いがあるのだろう?」と題しそれぞれの違いをご紹介致します。
そもそも、クッキー生地での卵の役割は、
①生地のつなぎ
②加熱すると固まる・膨らむ性質を利用してサクサク感を出す
③卵の風味を加える
④生地の水分量を調節する
というものがあります。
クッキーを作る場合には卵を使いますが、卵の使い方には大きく2パターンあります。
①卵黄のみを使うというパターン
卵黄のみのクッキーはホロホロとしていて柔らかく口溶けが良いのが特徴
②全卵を使用するというパターン
全卵のクッキーは固くカリッとした食感が特徴
では、どうしてこのような違いが起こるのでしょう?
それは、卵が熱によって変性する性質が関係しています。
例えば、目玉焼きを作ると卵の黄身と白身の部分は初めの状態から固く変わっていきます。
このように卵は熱が加わると変性するためクッキーの生地に加わった場合にも同じように変性し食感に影響するというわけなのです。
ちなみに、どちらかといえば全卵を使用するクッキーよりも卵黄のみを使用するレシピが多いようです。
一体どうして卵黄のみを使用するレシピが多いのかというと、
「白身が入るとバターと分離してしまうため生地がベチャベチャになってまとめづらくなってしまうから」というのが大きな理由ではないかと思います。
一方で卵黄のみで作る場合にはあまり生地がベチャベチャにならないためまとめやすいので作りやすいのですね。
そのためクッキーのレシピでは卵黄のみを使う場合が多くなっているのかもしれません。
今回は「全卵クッキーと黄卵クッキーはどのような違いがあるのだろう?」と題し、卵なしクッキーと卵ありクッキーの違いやクッキー生地での卵の役割などについてご紹介しました。
全卵クッキーと黄卵クッキーでもどちらでもおいしいクッキーを作ることはできますが、
卵なしとありでは出来上がりの食感や風味が違ってきますのでどちらが自分の口に合っているのかということがポイントになってきます。
みなさんもどちらが好みか試してみてくださいね。
次回の更新もお楽しみに♪
通信販売部
生田智美