「鶏の卵はどうして毎朝産まれるの?」
たまご 2015.09.22
ブログをご覧頂いている皆様、こんにちは!
今日は鶏がたまごを産むまでの不思議をご紹介させて頂きます。
皆様は、なぜ鶏が毎朝卵を産むのかご存知でしょうか?
鶏はそういう生き物だと思ったら大間違いなのです!
鶏も鳥類なのでツバメやひばり同様、本来であれば春の朝に卵を産みます。
では、鳥たちはどうやって季節や朝を判断しているのでしょうか?
それは「光」です。なんと、昼と夜の長さのバランスで季節を感じとっているのです。
実は、鶏が卵を産む仕組みには「光」が重要な役割を果たしています。
まず、光の刺激によって、鶏の性腺刺激ホルモンが分泌されます。
このホルモンには、鶏の産卵に必要な「卵胞刺激ホルモン」と「黄体形成ホルモン」が含まれており、光の刺激がなければ分泌されません。
ですから、鶏は夜ではなく日中に卵を産むのです。
午前10時前後が産卵のピークといわれています。
養鶏場では、1年中お客様に安定した品質と価格で卵をお届けするために光の量をコントロールしています。
それにより、鶏は春の朝だと勘違いをして365日毎朝、美味しい卵を産んでくれるのです。
また、卵が鶏のお腹の中でつくられるのも不思議だらけ。
私もそうでしたが、「初めから小さな卵があって、それが少しずつ大きくなるのでは?」 と思っているのではないでしょうか?
卵は、卵黄、卵白、そして殻と、大きく分けると3つの物質から成り立っていますが、実は卵黄→卵白→殻の順に内側からつくられていくのです。
卵巣には卵黄のもとになる卵が、ぶどうの房のようになって約1万個もあります。
卵黄は、鶏のお腹の卵巣で7~9日かけてしだいに大きくなります。
十分に成長した卵黄は、卵管と呼ばれる管を24~26時間かけて進んでいきます。
ですから卵は1日1個しか産まれないのです。
また、この途中で卵黄のまわりに卵白がくるまります。
それから卵殻膜と呼ばれる薄皮ができて、最後に殻がつくられるのです。
約10日間かけてつくられた卵は、先の尖った方から大切に産み落とされます。
このお腹の中で起こる仕組みは毎日毎日繰り返されるのです。
山田ガーデンファームの通信販売では、鶏たちが一生懸命産んでくれた卵をその日のうちに発送しております。
他の卵とは甘みやコクが一味違う自慢の「紅花たまご」。
鮮度抜群のうちにお客様のお手元にお届けする事ができるので、ぜひ生食でお召し上がり頂きたいです。
では、次回もお楽しみに♪
通信販売部 吉田