毎日、卵の鮮度調査を行っています!!
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!!
総務部の田谷です。
今回は、新鮮な卵であることを調べる検査指標「ハウユニット」と、
卵黄色を測る指標「カラーファン(Color Fan)」ついてお話していきたいと思います。
一般的に品質の良い新鮮なたまごは、濃厚卵白の盛り上がりが大きく、卵黄膜がしっかりし潰れず高さがあります。
逆に古くなった卵は、濃厚卵白が水様化して流れ、卵黄膜も弱く壊れやすい状態になります。
そこで弊社では、品質の良い卵だけを納品するために、農場より入荷される卵を、鶏舎ごとに毎日検査を行っています。
卵の鮮度を測る検査指標として「ハウユニット(Haugh unit)」があります。
ハウユニットは、卵の鮮度を表す数値で、「卵1個の重量」と「卵を割り落として測った濃厚卵白の高さ」から算出します。
これは、卵の濃厚卵白の高さが劣化とともに低くなっていくことから、品質を判定します。
また、濃厚卵白の高さの値は、大きいたまごの方が当然高くなるので、サイズの大小に関わらず同じ基準で比較できるように「卵重」(そのたまご1個の重さ)の要素が加味されています。
ハウユニットの公式です。
ハウユニット(HU)=100log10(H-1.7W0.37+7.6)
※H:濃厚卵白の高さ(mm)
W:卵重(g)
上記の公式により算出された値は、ハウユニットの卵質基準として4つのランクに分けられます。
AAランク・・・72以上
A ランク・・・60~72未満
B ランク・・・31~60未満
C ランク・・・31未満
弊社では工場責任者により、自動で正確にハウユニットを測定する機器「エッグマルチテスタ」を使い、測定を毎日行っています。
弊社の基準ではAAランクの卵のみ、お店様に卸しております。
ですので、新鮮な品質の良い、美味しい卵がお客様のお手元に届くのです!!
また、卵の見た目の色もおいしさの判断基準となるため、卵黄色も測定しています。
卵黄色を測る指標として、「カラーファン」と呼ばれる色見本のナンバーを使用します。
カラーファンは淡黄色から橙色までの色調を1~15段階に表します。
カラーファンの測定は、目視の他に、先程のエッグマルチテスタの検査機器で電子的に測定をします。
特に山田ガーデンファーム(自社農場)で生産している「紅花たまご」は、プルップルで弾力のある白身に濃いオレンジ色の黄身が特徴です。
紅花たまごの測定結果 カラーファン → イロ 14
ハウユニット → HU 82.1 AA
上記の写真のように、紅花たまごは、鮮度の良いAAランクに加え、一般の卵のカラーファンは10~12ですが13以上となっており、美味しさと鮮度、見た目にもこだわった自慢の商品です!!
是非、お召し上がり頂き、美味しさを実感して頂けば嬉しいです。
総務部 田谷