ヨーロッパの家屋にはなぜ風見鶏が飾られているの?
鶏 2017.06.02
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通信販売部の生田智美と申します。
本格的な夏を前に、各地で様々なイベントが開かれ活気づいています。
こんなときはどこかに旅行に行きたくなりますよね~♪
そういえば先日、ヨーロッパを旅するテレビ番組で民家の屋根に「風見鶏」が飾られているのを目にしました。
鶏がクルクルと回って風向きを教えてくれるなんて可愛らしいですよね。
しかし、どのような理由で鶏をモチーフに風見鶏が作られるようになったのでしょうか?
今回は「ヨーロッパの家屋にはなぜ風見鶏が飾られているの?」と題し、風見鶏の本当の役割についてご紹介致します。
そもそも風見鶏とは、主に鶏をかたどった風向計で、風見鶏が使われはじめたのは9世紀頃からと言われています。
主にヨーロッパの教会堂や住宅の屋根の上に取り付けられています。
しかし、実際は風向計としての役割よりも魔除けとして取り付けられることが多いのだそうです。
「鶏と魔除け」 不思議な組み合わせですね。どうして風見鶏が魔よけになるのでしょうか?
①警戒心が強い雄鳥の習性
ヨーロッパでは鶏は朝を告げる鳥であり、いつも目覚めて注意していることから、雄鶏は用心深さや警戒心を象徴していると考えられてきました。
特に雄鶏の鳴き声は悪魔を寄せ付けないと言われおり、魔よけの役割を果たしていると信じられています。
②キリスト教と鶏の関係
キリストの弟子ペテロがキリストを三度否認した時に鶏が鳴いたという逸話から「罪への警告の象徴」として教会に飾られたと言われています。
風見鶏は風に象徴される聖霊の動きにいつも敏感であるという意味もあるようです。
▲雛を羽の下に集める鶏の姿を教会に重ね合わせたという説もあります
実は、装飾部分については鶏以外の動物や乗り物などをかたどったものもあります。
▲コチラは馬をかたどった「風見馬」。 ▲こちらはクジラ。青空にピッタリですね
▲コチラは魔女!遠くから見たら空を飛んでいるように見えますね~
わ~!どれも雰囲気があって素敵ですね~!
いつかヨーロッパ中の風見鶏を見て回ってみたいです。
今回は「ヨーロッパの家屋にはなぜ風見鶏が飾られているの?」と題し、風見鶏の本当の役割についてご紹介致しました。
ヨーロッパの人にとって風見鶏は悪魔から身を守る、お守りのような役割があったのですね。
次回の更新もお楽しみに♪
山田ガーデンファーム
生田智美