鶏が恐竜復活のキーマン!?チキノザウルス・プロジェクトとは?
鶏 2017.01.07
いつもブログをご覧いただいている皆様、こんにちは!
通信販売部の生田智美です。
皆さん、幼いの頃の夢はなんでしたか?
大空を飛ぶこと?野球選手になること?それとも、お菓子の家に住むことでしょうか?
大人になって冷静に考えれば、幼い頃の夢はどれも突拍子もない発想で叶えるのが難しいですよね。
しかし、そのファンタジーのような夢を諦めない研究家がいたのです!
それは古生物学者のジャック・ホーナー博士!
ホーナー博士は有名な恐竜映画『ジュラシックパーク』の監修者であり、恐竜学に権威のある博士です。
また主役のアラン・グラント博士のモデルだと言われています。
ホーナー博士は幼い頃から恐竜が大好きで、「恐竜をペットにしたい」と夢見ているのです。
現在、ホーナー博士は「なんとかして恐竜を作り出しちゃおう!」という夢のような計画を立てています。
博士はこの恐竜復活計画ともいえる研究を「チキノザウルス・プロジェクト」と名付け、「チキノザウルス」を生み出そうとしています。
チキノザウルス・プロジェクトとは、恐竜を祖先に持つ鶏に科学技術を駆使し、恐竜を復活させようというプロジェクトです
約1億5000万年前に飛べるようになった鳥類は、何千万年という年月をかけて徐々に恐竜から進化しました。
恐竜は絶滅しておらず、今も鳥として生き延びている、とも言えます。
「それならば、鶏を退化させていけば恐竜になるのではないか?」という逆転の発想!
ホーナー博士、考えましたね!!
以前は恐竜の化石から恐竜復活のヒントを探る方法を取っていましたが完全な遺伝子を採取するのが難しく、新たなアプローチとして現代に生きる恐竜の子孫の鳥類に焦点をあて、「チキノザウルス」の実現に向け遺伝子工学を用いて、歯、尻尾や手などの祖先の特徴的な痕跡の復元を目指しています。
非常に夢のある話ですが、チキノザウルスの誕生には4つの大幅な変更をしなければなりません。
1、頭部の骨格を変更すること
2、牙を生やし、クチバシから口に変更すること
3、長い尾を与えること
4、翼を腕や手に戻すこと
ここまで研究を進めなければならないとは…。恐竜復活の道のりはまだまだ長そうですね。
しかし、『頭部の骨格変更』は7年もの歳月をかけ、成功しているのです。
コチラが実際の比較写真です。
鶏の骨格 チキノザウルスの骨格 恐竜の骨格
おぉ!チキノザウルスの骨格が恐竜に近づいています!
恐竜復活計画が一気に現実味を帯びてきましたね!
現在、ホーナー博士は鶏に長い尻尾を与える研究を進めています。
これからもチキノザウルス・プロジェクトに目が離せません!
この研究が成功すれば本当にすごいことですね。
恐竜が現代に甦るなんて、子供の頃に思い浮かべた夢そのものです!
それにしても、鶏のご先祖様を遡ると恐竜にたどり着くとは…。
温厚な鶏からは想像出来ませんね!
次回の更新もお楽しみに♪
通信販売部
生田智美