鶏のトサカの役割は??
鶏 2019.01.28
鶏といえばトレードマークとも言える赤いトサカ。
先日、「そもそも鶏のトサカは何のためにあるの?」というお問い合わせがありました。
その際はざっくりお答えしましたが、これを機に今回少し詳しく調べてみました。
トサカの正式名称を「肉瘤(にくりゅう)」といい、皮膚でできたコブのようなものになります。表面には毛細血管がたくさん張り巡らされており、そこに血液が通ることにより血の色が透けて真っ赤な色に見えるそうです。
このトサカは何のためにあるのかご紹介させていただきます。
①体温調整のため
人間は暑くなると汗をかき体温調整しますが、鳥類には人間のような汗腺がないので汗をかくことができません。そのため羽毛の生えていないトサカの部分に毛細血管を集中させ、そこから熱を放出して体温を下げていると考えられています。
②メスを引きつけるため
オスのトサカはもともとメスより大きく、メスに健康や強さなどアピールするためと考えられています。メスはより良い遺伝子を残すためにオスをえらんでいるので、当然大きなオスがモテます。
③威嚇するため
メスを引きつけると同時に、他のオスに対して自分の方が立派で強いこと示し、威嚇するためにも使用しています。鶏の中ではトサカの大きさによって優劣がつき上下関係ができ、他のオスを見つけると最初にトサカによって相手を観察しているようです。鶏にとっては強さをアピールする武器のようなもの。
大きく分けてこの3つが考えられるようです。
鶏のトサカについて今回調べてみて役割について再認識しました。
トサカはどれも全く同じ形をしているわけではなく、いろいろな形があり種類別によって名前も違っているようで個人的には新たな発見でした。
またブログを通して皆様の質問にお答えできればと思います。
それでは次回もお楽しみに。