アジアの桃源郷!?イザベラが感動した山形の魅力
商品紹介 2017.07.31
いつもブログをご覧いただいている皆さん、こんにちは!
山田ガーデンファームの生田智美です。
明日から8月に入り、いよいよ暑さも本番となって参りました。
山形の夏は、美味しい野菜や瑞々しい果物が栽培され、青々とした草木は目に染みるほどの輝きを見せてくれます。
この山形の美しい自然、実り豊かな食べ物に魅せられ、山形の地を「アジアのアルカディア(桃源郷)」と称賛した偉人がいました。
今回は「アジアの桃源郷!?イザベラが感動した山形の魅力」と題し、夏の山形の魅力をご紹介致します。
その偉人とは、【イザベラ・バード】というイギリス生まれの女性旅行作家です。
1854年からアメリカ・カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ、ロッキー山脈を旅行し、1878年には日本、香港、マレー半島、カイロ。その後カシミール、チベット、インド、モロッコなど、なんと70歳になるまで世界中を旅行探検し、沢山の著書を残しました。
バードは、明治11年5月21日に横浜に上陸し、横浜や東京とは違う「本当の日本」を見たいという思いで、当時外国人にはほとんど知られていなかった「北国」へと旅立ちました。
その旅は、全行程1,600km、3ヶ月余りに及ぶ大旅行となりました。
この旅の記録は「日本奥地紀行」(原題「日本の未踏の地」)としてイギリスで出版され、1ヶ月で3版を重ねるベストセラーとなりました。
そこには、西欧化の波に洗われていく以前の日本、彼女が求めた「本当の日本」の姿が描き出されています。
この旅で、バードは山形県にも訪れ、美しい自然や豊かな大地、人情温かな人々を大変気に入り、次のような言葉を残しています。
①米沢の地と温泉街
「米沢平野は、南に繁栄する米沢の町があり、北には湯治客の多い温泉街の赤湯があり、まったくエデンの園である。」
▲イザベラが称賛した現在の置賜平野では、いまでも美しい自然が見られます。
また、山形県の全ての市町村で温泉がわき出ている事からも、夏の疲れを癒すにはぴったりの地だといえます。
②実り豊かな大地
「「鋤で耕したというより鉛筆で描いたように」美しい。米、綿、とうもろこし、煙草、麻、藍、大豆、茄子、くるみ、水瓜、きゅうり、柿、杏、ざくろを豊富に栽培している。実り豊かに微笑する大地であり、アジアのアルカデヤ(桃源郷)である。」
▲豊かな土壌に大きく育った果物。山形が果物王国と称される由来はここにあります。
今の時期は尾花沢産のスイカや、ずしりと重くを実ったデラウエアが人気です。
世界中を旅したイザベラが山形県を「アジアのアルカディア」に例えるとは!
山形県民として誇らしいことです。
これからも山形の美しい自然、実り豊かな大地を後世に伝えていきたいですね。
今回は「アジアの桃源郷!?イザベラが感動した山形の魅力」と題し、夏の山形の魅力をご紹介致しました。
バードが山形を旅したのはちょうど今頃だと言われています。
今年の夏休みは、ぜひ山形におこしくださいませ。
次回の更新もお楽しみに♪
山田ガーデンファーム
生田智美