美味しいお米の条件とは?
商品紹介 2022.10.25
皆様こんにちは!
通信販売部の吉田明日美です。
いよいよ山形県でも新米の収穫が終わり、随時美味しい新米を発送しております。
皆様もすでに新米をお召し上がりいただいているでしょうか。
「ご飯の味は炊き方で変わる!」とよく聞きますが、それ以外にも美味しいご飯が炊きあがるかどうかを決める要因はたくさんあります。
その1:品種
同じお米でも粘りが強い・もちもちしていて柔らかい・お米の香りが強く感じられる・あっさりしていてどんなおかずにも合うなど、品種ごとに特徴が大きく異なります。
その2:産地
また、同じ品種でも土・気候・技術により味が異なります。
全国的に有名なコシヒカリも、北海道から九州まで気候の異なる地域で生産されているため、粘りが強く特有のお米の香りが口いっぱいに広がるものから比較的あっさりとしたものまで様々あります。
その3:気候
その年の降水・日照・気温によって味が異なります。
好天の年は反収が高く、米質がよいとされています。
その4:栽培方法
稲本来の性質を活かしたお米づくりが美味しさにつながります。
多くの収穫を得るために化学肥料を与えすぎてしまうと味は落ちてしまいます。
化学肥料になるべく頼らず、堆肥などを与えて土本来の生産力を向上させることが一番の肥やしなのです。
その5:収穫
収穫時期は早すぎても遅すぎても味に影響してきます。
機械による刈取りと脱穀を行うなかで、機械によるもみの損傷が少ないほうが美味しく炊きあがります。
適期に丁寧な刈取り作業が重要なのです。
その6:乾燥
籾摺りや貯蔵のため、収穫後は乾燥作業が必要です。
はじめは25〜30%のものを14〜15%にまで乾燥させます。
急激に乾燥させたり乾燥しすぎたりすると、玄米にひびが入ったり割れたりして味に影響してくる可能性があります。
その7:貯蔵
温度は10~15℃以下、湿度は75%以下がよいとされています。
これ以上になると、虫やカビが発生しやすく、味の低下を招きます。
その8:精米
白米は、微量ではありますが付着しているぬかが酸化すると味も変わりやすくなります。
精米したてのお米が一番美味しいものです。
これらの条件をクリアしたもので、それを品種に合わせて上手に炊いて初めて「美味しいご飯」と呼ぶことができるのです。
毎日食べるお米ですから、これらを参考に少しずつ自分好みのお米を見つけて、美味しい新米を堪能してください!
では、次回の記事もお楽しみに!
通信販売部
吉田 明日美