新米出荷の季節!美味しいお米が炊きあがる条件とは
ブログを御覧の皆様、こんにちは!
今回は山田ガーデンファームの井上がお届けします。
いよいよ10月も下旬に差し掛かり、山形でも新米出荷の時期になりました!
弊社でも新米の出荷が少しずつ行われています。
ご予約いただいていた皆様にお届けできるのももう少しです!
さて、「ご飯の味は炊き方で変わる!」とよく聞きますが、それ以外にも美味しいご飯が炊きあがるかどうかを決める要因はたくさんあります。
大きな要因は以下の8点です。
①品種
同じお米でも粘りが強い・もちもちしていて柔らかい・お米の香りが強く感じられる・あっさりしていてどんなおかずにも合うなど、品種ごとに特徴が大きく異なります。
②産地
また、同じ品種でも土・気候・技術により味が異なります。
たとえば人気のコシヒカリも、北海道から九州まで気候の異なる地域で生産されているため、粘りが強く特有のお米の香りが口いっぱいに広がるものから比較的あっさりとしたものまで様々あります。
③気候
その年の降水・日照・気温によって味が異なります。
好天の年は反収が高く、米質がよいとされています。
④栽培方法
稲本来の性質を活かしたお米づくりが美味しさにつながります。
多くの収穫を得るために化学肥料を与えすぎてしまうと味は落ちてしまいます。
化学肥料になるべく頼らず、堆肥などを与えて土本来の生産力を向上させることが一番の肥やしなのです。
⑤収穫
収穫時期は早すぎても遅すぎても味に影響してきます。
機械による刈取りと脱穀を行うなかで、機械によるもみの損傷が少ないほうが美味しく炊きあがります。
適期に丁寧な刈取り作業が重要なのです。
⑥乾燥
籾摺りや貯蔵のため、収穫後は乾燥作業が必要です。
はじめは25〜30%のものを14〜15%にまで乾燥させます。
急激に乾燥させたり乾燥しすぎたりすると、玄米にひびが入ったり割れたりして味に影響してくる可能性があります。
⑦貯蔵
温度は10~15℃以下、湿度は75%以下がよいとされています。
これ以上になると、虫やカビが発生しやすく、味の低下を招きます。
⑧精米
白米は、微量ではありますが付着しているぬかが酸化すると味も変わりやすくなります。
精米したてのお米が一番美味しいものです。
いかがでしょうか?
これらの条件をクリアしたもので、それを品種に合わせて上手に炊いて初めて「美味しいご飯」と呼ぶことができるのです。
毎日食べるお米。これらを参考に少しずつ自分好みを研究しながら「美味しいご飯」を作り上げていきましょう!