どうして卵を電子レンジに入れて調理してはいけないの?レンジでチンして卵が爆発する理由と電子レンジの正しい使い方をおさらいしましょう
おしらせたまご性質新着ニュース構造紅花たまごについて通販 2017.09.20
いつもブログをご覧頂いている皆様、こんにちは。
初めてご覧頂く皆様、はじめまして。
山田ガーデンファーム通信販売部の大友と申します。
いまや世帯普及率が97%の電子レンジ。
近年は時短料理やシリコンスチーマー、
タジン鍋などでも活用されるように、
我々の生活に欠かせない家電ではないでしょうか。
「卵は爆発するから電子レンジに入れてはいけません」
小さい頃、母にそう教えてもらいましたが、
どうして爆発するのか、よくわかっておりませんでした。
本日は、なぜ卵は電子レンジに入れると爆発するのか、その仕組みをご紹介します。
《電子レンジで卵を温めると爆発する仕組み》
①電子レンジで加熱すると、卵の中心から均等に加熱されます。
②その後、黄身の部分から水分の沸騰が始まります。
③ところが、黄身は白身と殻に包まれているため、外気よりも高圧となり、沸点が上昇(100℃以上になる)します。
④黄身が膨張し、白身と殻を押し破ります。
⑤この瞬間、内部の圧力が解放されて沸点が下がり、黄身に含まれる水分が一気に蒸発します。
⑥爆発します!!!
調べてみると、卵の他にもタコやイカ、銀杏など
表面に薄い膜がある食材も同じように
爆発する原因にもなりかねないということなので、注意してください。
1993年にテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」でも
食べると爆発する卵の真相と危険な電子レンジの使い方を紹介していました。
これまでのことと、番組内の電子レンジの危険な使い方をまとめると、
電子レンジを使用する上の厳守事項は6点あります。
《電子レンジ厳守事項》
①卵・銀杏・栗など、殻付きのまま調理しない
→破裂の恐れがあるため
②蓋・栓をつけたまま調理しない
→瓶が破裂する恐れがあるため
③電子レンジ内に食品カスを着けたまま使用しない
→燃える恐れがあるため
④金属容器、金串などは使用しない
→火花が飛び、電子レンジが故障の原因になるため
⑤加熱しすぎない
→少量のもの、干物などは燃える恐れ、お湯、コーヒーは吹き出し、やけどの原因になるため
⑥乾燥機代わりに、洗濯物を入れない
→火災や電子レンジ故障の原因になるため
余談ですが、訴訟大国アメリカで、
とある女性が濡れてしまった飼い猫を電子レンジで乾燥させてあげようとしたら
取り返しのつかないことになってしまった悲劇を思い出しました…。
「猫を電子レンジに入れてはいけないなんて取り扱い説明書に書いていないではないか!」
と訴訟が起きたとかなんとかで、
話はその先にも続いていますが、
結局は電子レンジとPL法(Product Liability=製造物責任)を絡めたフィクションだったという話です。
それにしても記憶に残るインパクトですよね。
当たり前のように使用するものだからこそ、安全に使うために、
今温めるものは安全に温められるか、安全に使用できる電子レンジなのか、
レンジでチンする前にこの記事を思い出していただければ幸いです。
ここまで長々と書いてしまいましたが、伝えたいことは1つ、
卵の調理は電子レンジではなく、フライパンで焼いたりお湯で茹でたりしましょう!
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どうぞこちらよりお問い合わせください!
それでは次回もお楽しみに!
通信販売部
大友