ゆで卵に文字が浮かび上がる!不思議なマジック卵をご紹介します
新着ニュース 2017.10.27
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は山田ガーデンファーム、通信販売部の井上がお届けします。
本日10/27は読書週間の1日目ということで、「文字・活字文化の日」に制定されています。
読書週間の歴史は意外にも長く、なんと戦前大正13年から始まったようです!
過ごしやすい気候でだんだんと暗くなるのも早くなってくる秋は読書にぴったりですね。
さて、今回はそんな「文字・活字文化の日」にちなんで、
殻を剥くと文字が浮かび上がっているという不思議なゆで卵の作り方をご紹介します。
【使用するもの】
・ゆで卵
・鉄を含んだミョウバン
・酢
・ドライヤー
【やり方】
①酢とミョウバンの溶液でゆで卵の殻に文字を書く。
②ドライヤーで5〜10分熱する。
③十分に冷やしたら完成!
↑こちらはハート型が書いてあります!
一見普通のゆで卵なのに、殻を剥くと文字が書かれているなんてとってもユニークですよね!
卵をゆですぎると、黄身の表面が黒くなってしまう現象を、
ミョウバンを用いて白身の表面で発生させることで文字を浮かび上がらせています。
実は450年以上前に欧州で発行された本で紹介されていた、伝統的なマジックの一つなのです。
しかし近年このマジックは「再現不能のマジック」と言われていました。
昔の卵と今の卵で大きく異なるのが「殻の固さ」です。
現在は品種やえさの改良が進み、昔と比べて殻が丈夫になったため、
ミョウバンだけでは殻に阻まれて文字が映らなくなってしまったのです。
そこで出てくるのが「酢」です!
夏休みの自由研究などで、酢に卵を着けて殻を柔らかく透明にする「ぷよぷよ卵」を作った方もいるかと思います。
酢に含まれる酸がカルシウムを含んだ卵の殻を溶かしてしまうのがぷよぷよ卵が出来る要因です。
この現象を利用し酢とミョウバンを混ぜた溶液で書くことで、酢で卵の殻を少し柔らかくし、
ミョウバンが殻を通れるような隙間を作ることができるのです。
身近な現象の組み合わせで「不可能」といわれたマジックがまた演じられるようになったと思うと、
ちょっとした現象にも目が離せません!
とってもユニークなマジック卵を、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?