春夏秋冬お米の祭りをご紹介します!
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は通信販売部の井上がお届けします!
最近は朝晩とても冷えこみ、いよいよ秋本番!といった気候ですね。
現在山形では各地で稲刈りが行なわれ、賑やかな日々が続いています。
稲刈り後〜新米を出荷するまでの時期は各市町村で「収穫祭」が行なわれるため、今の時期の山形はとても元気いっぱいですよ!
しかし、秋の収穫祭ばかりが多く取り上げられがちですが、米に関係したお祭りは1年を通して行なわれています。
今回は春夏秋冬それぞれの季節に行なうお米に関するお祭りの意味をご紹介したいと思います!
そもそもなぜお米に関するお祭りが行なわれるのでしょうか?
それは、稲は神々・大自然の力で作られているのだという考えからでした。
日本人は昔から米を主食としています。
しかし稲は気候の影響を大変受けやすく、少しでも干ばつや洪水などがあったものなら稲は栽培できなくなってしまうため、米以外に食の選択肢が少ない地域ではすぐに食糧問題に直結してしまいます。
そのため、稲に宿る神々をまつり、「問題なく稲作ができるように」と祈ってきたことが、お米に関するお祭りをやり始めた理由だといわれています。
では四季ごとのお祭りをご紹介していきます!
〈春〉
田植えが始まる時期に田の神を各田んぼに迎え、豊かな収穫を祈る。
(例)
・お田植え祭り(全国)
農作業の行程を模擬的に演じ、豊作を祈願する神事。
〈夏〉
成長してきた稲が病害・害虫・鳥害・日照りに遭わないよう守る。
(例)
・ねぶた祭り(青森県)
収穫時期に、睡魔によって働きを邪魔されないよう祈願する祭り。
・風祭り(山形県)
立春から数えて210日目に、台風などの風災害から稲を守り豊作を祈願す
る祭り。
〈秋〉
水田を守ってきた田の神に感謝し、気持ち良く山に帰ってもらおうと願う。
(例)
・花馬祭り(長野県)
五穀豊穣と天恵に感謝し、五色の色紙で稲穂をかたどった365本の花で飾
った木曽馬を神社に奉納する。
〈冬〉
今年一年の豊作と健康を祈る。
(例)
・雪中田植え(秋田県)
一年の仕事始めとして、水田に見立てた雪の上に稲わらなどを植え、その
倒れ方や実の入り方などで今年の作柄を占う。
古来より日本人は“米は人間が「作る」ものではなく神様の恵みによって「できる」「とれる」もの“だという考え方をしており、あまり米を「作る」という表現はしないようです。
米や五穀豊穣に関する祭りの多さを見ると、日本人は常に自然と神様と共に生きてきたことがよくわかりますね!
山形でもこれからお祭りが各地で行われます!
ぜひ山形にお越しになって、収穫したばかりの美味しいお米を味わってくださいね!
次回もお楽しみに!
通信販売部
井上