鶏の歴史を学んでみましょう!
皆様こんにちは!
通信販売部の吉田明日美です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
3月になりすっかり春らしくなってきましたね!
山田ガーデンファームの鶏も厳しい寒さを乗り越えて、毎日元気に卵を産んでくれています。
今日はそんな鶏についてご紹介致します。
■鶏も千年前は一年に一回しか卵を産まなかった!?
自然界で生きている鳥は通常一年に一回繁殖期がきて産卵しています。
鶏も人間によって品種改良される前は一年に一回、多くて10個くらいの卵を産んでいました。
今から千年前の平安時代には既に鶏は家畜として飼育され、卵を食べる習慣がありました。
しかし、その頃はもちろん品種改良などされておらず、自然の原種だった鶏は春の繁殖期にしか産卵しませんでした。
当時は超激レア高級食材といえるものでした。
■一年に320個の卵を産むように品種改良された鶏
卵は栄養価が高い食材として知られていますが、平安時代の人々もそのことはよく知っていました。
これだけ栄養があって、美味しいものが一年に一回しか食べられないのは残念・・・
というわけで長い長い年月をかけてより多くの卵を産む鶏に品種改良されていったのです。
戦時中までは農家が平飼いや放し飼いで飼育するのが主流で、当時は年に100個くらいの生産数しかありませんでした。
戦後になると立体的に積み上げられたケージの中で飼育される形が主流になり、 毎日卵を産む品種が作られていきました。
現在、採卵のために飼育されている鶏は年間約320個の卵を産みます。
人間に例えると年間で45日しかお休みがないなんて・・・
一生懸命産んでくれた卵を大事に頂きたいですね!
■卵の旬は春って本当!?
季節の暦、七十二候の最後は「鶏始乳」となっています。
「にわとりはじめてとやにつく」と読みます。
これは、この時季になると鶏が卵を抱き始めるという意味です。
一年に1回しか産卵期がなかった大昔の自然の鶏は、初春から初夏にかけての間が卵を産み雛にかえすシーズンだったのです。
卵の旬は春と言われたのは元来の卵のシーズンが春だったことからきています。
上記でも述べたように、現在の鶏は品種改良が進み一年中産卵できるので厳密にいうと旬というものはないのかもしれませんね。
いかがでしたか?
毎日何気なく食べている卵ですが、鶏のことを学ぶと卵一つ一つへのありがたみが分かりますね。
鶏が一生懸命産んでくれた卵を私たちは皆様の食卓へ安全にお届けして参ります!!
それでは、次回の記事もお楽しみに!
通信販売部
吉田 明日美