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スタッフブログ

卵殻膜の秘める可能性!

たまご新着ニュース紅花たまごについて 2016.08.16

いつもブログをご覧の皆様、こんにちは!

今回は通信販売部の井上がお届けします!

 

お盆休みももうすぐ終わりですね。

ブログをご覧になっている皆様は、夏の思い出をたくさん作れましたか?

夏休みといえば、学生時代自由研究に苦しんだ人も多いと思います。

卵を使った自由研究には、酢で卵の殻を溶かす「ぷよぷよ卵」が定番ですね。

 08.16ブログ画像1

ぷよぷよ卵は、ゆで卵を剥く際に一緒にはがれてくる薄い膜「卵殻膜」が表面を覆っているため、酢で殻を溶かしても殻の代わりを果たしてくれることで、面白い感触の卵ができあがります。

 

今回はその「卵殻膜」について詳しくご紹介していきます!

 

卵殻膜は、ニワトリの体内で殻ができるまで卵の形を保つ、重要な働きを持っています。

人間などの哺乳類は、母体の中で安全に栄養を供給されすくすくと育つことができますが、ニワトリなどの鳥類は、いったん卵を産み落とすと、外気にさらされ気温や湿度の変化、衛生面・栄養面で厳しい環境下にあります。

そんな中卵殻、特に卵の内側にある0.07mmの「卵殻膜」は、卵の中で育つヒヨコを包み込み、外部の微生物から守り続けます。

08.16ブログ画像2

膜は外膜と内膜の2枚からできており、どちらも繊維状のタンパク質からできています。

外膜と内膜が離れて隙間を作っているのが、卵のお尻側である鈍端部にある「気室」です。古い卵を食塩水に入れると浮いてしまうのは、卵の殻の穴から水が蒸発し、気質が大きくなって密度が小さくなるのが原因です。

 

卵の殻は、割ったらすぐに処分してしまいますが、美容産業では特にその利用が考えられています。

なぜなら卵殻膜は、江戸時代頃から傷を早く治すために傷に貼り付けるなどで利用されてきたからです。

08.16ブログ画像3

今でも相撲部屋では、傷口に卵殻膜を貼り付けているようですよ!

卵殻膜はメッシュ状になっており、水は通さず空気を通すような構造になっていること、その成分が傷を治すのに必要なⅢ型コラーゲンを増やす働きがあることから、傷を早く、そしてきれいに治す力を持っているようです。詳しくはこちら(2015.11.29ブログリンクを貼る)をご覧ください。

 

卵殻膜は、水にも油にも溶けない性質を持っているため、そのまま食べても吸収・分解することができず消化不良を起こしてしまいます。

しかし、この性質を利用した製品もたくさんあります。

例えば、細かく粉砕することでサプリメントや繊維原料として使用しています。

繊維原料に卵殻膜を使用した製品は、肌触りがよく高級感を出すことができるため、自動車のシートなどにも利用されているようです。

 

ヒヨコを優しく守り続ける卵殻膜が秘める可能性はまだまだありそうですね!

「ぷよぷよ卵」は、そんな卵殻膜の力を垣間見ることのできる実験のようです。

夏休みの自由研究に、ぜひやってみてはいかがでしょうか?

 

 

通信販売部

井上

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