鶏の羽の秘密
ブログをご覧の皆様、こんにちは!
通信販売の吉田明日美です。
今日は、あまり知られていない鶏の羽根の秘密についてご紹介致します。
鳥の羽に「尾羽」「風切羽」「雨覆羽」の3種類があります。
まず、「尾羽」についてご説明します。
その名の通り、尾に生えているしっぽの羽です。
尾羽はまっすぐの物が多く、羽軸は丈夫でしっかりしています。
また、羽軸を中心に左右対称に毛が生えています。
尾羽の役割は、方向舵をとることで、飛行機にたとえると尾翼だと言われます。
飛んでいる時、風を後ろに流して体を安定させたり、着地の際に尾羽を立ててブレーキをかけたりしています。
次に「風切羽」についてご説明します。
飛翔に使われる羽で、人で言うと腕の部分についている羽です。
羽軸を境に左右どちらかに偏っているものが多く、左の幅が大きければ体の左側の羽で、
右の幅が大きければ体の右側の羽です。
飛翔に使われるので、羽軸は風に負けないように堅くしっかりしています。風切羽の枚数は同種の鳥では同じ枚数です。
最後に「雨覆羽」についてご説明します。
雨から身を守る羽、翼をたたんだ時に上にくる羽のことです。
雨覆羽は風切羽と違って形が丸くて短く、羽軸がやわらかいです。また、羽軸が「くの字」 に曲がっていたりするものもあります。
羽と一言でいっても、様々な羽の種類があるんですね!
では、ここからが鶏のすごい所です!
実は・・・「鶏の羽根からプラスチックが作れる」のです!!
プラスチックの原料は主に石油ですが、近年石油ではなく有機物から作ったプラスチック「バイオプラスチック」が注目を集めています。
バイオプラスチックはトウモロコシやサトウキビなどの作物から作られるのが主流でした。
しかし、そういった作物ではなく鶏の羽根からプラスチックを作り出す技術が開発されたのです!!
鶏の羽根にはプラスチックの原料として有効な成分がたっぷり入っています。
上記で述べたように、1枚の羽根に様々な機能を備えていることを考えると納得です・・・。
鶏の羽根はほとんど破棄されてしまう為、プラスチックの原料として活用されるとは・・・とてもエコになりますね!
では、次回の記事もお楽しみに!!
通信販売部
吉田 明日美