安心・安全な卵を食卓へ!卵の洗浄
新着ニュース 2019.04.11
ブログをご覧の皆様、こんにちは!
今回は山田ガーデンファームの井上がお届けします。
弊社の紅花たまごは「その日に産まれたものをその日の内に出荷する」ことで、お客様に新鮮で甘みとコクのある卵をお届けできるのが自慢です。
しかし、産卵してすぐ出荷作業に入るわけではありません。
農場で集卵されたものは全てGPセンターという洗卵選別包装を行う工場に運ばれ、そこで検査・洗浄・パッキングを行い手作業で出荷作業を行っています。
先日、お客様より「卵は洗ってから食べたほうがいいの?」「塩素で消毒しても中身には問題ないの?」というお問い合わせを頂きました。
今回はGPセンターの中でも安心・安全な卵をお届けするために重要な工程である「洗浄」についてご紹介します!
そもそもなぜ卵を洗浄する必要があるのでしょうか?
これは、食中毒の原因となる「サルモネラ菌」を取り除くために欠かせない工程なのです。
動物の腸管に存在し、約3万個に1個の割合でサルモネラ菌が付着した状態で産卵されてしまいます。
これを取り除くために一粒一粒欠かすことなく行っています。
【洗浄の流れ】
①農場で毎朝卵を集卵し、トラックでGPセンターへ運ぶ。
②運ばれてきた卵を速やかにベルトコンベアに載せ、熱いお湯で洗卵していく。
★なぜ熱いお湯で洗卵するの?
サルモネラ菌は熱に弱く、60℃くらいの温度で死滅してしまいます。
そのため熱いお湯で洗卵する必要があるのです。
③洗卵された卵は自動洗浄機の中に入り、次亜塩素酸溶液により殺菌する。
★「次亜塩素酸溶液」とは?食べても大丈夫なの?
水道水の浄化や野菜、果物などの洗浄にも使われています。
厚生労働省の指針に沿って行っており、ご安心してお召し上がり頂けます。
④卵への衝撃が少なく確実に汚れを落とし、きれいな卵に磨き上げる特殊ブラシの高速回転で洗っていく。
洗浄の工程はここまでで、その後機械や目視による検査が行われ、ひび割れや汚卵が取り除かれていきます。
また、検査を終え計量・パッキングに入る前に紫外線殺菌も行い、卵殻表面に付着している細菌やウイルスを効果的に殺菌します。
このように十分に消毒・殺菌を行っているため、卵は洗わずにそのままお使い頂けます。
ご家庭で卵を洗ってしまうと、卵の表面にある雑菌から卵を守るクチクラという薄い膜が落とされ、鮮度が落ちるスピードが早まってしまいます。
それでも気になる!という場合には拭いたり、また食べる直前に洗うようにしましょう。
毎日食卓に並ぶものだからこそ、皆様に安心してお召し上がり頂けるよう、手間暇は惜しみません。
産卵された次の日にお客様のお手元に届くよう出荷するのは、苦労もありますがやはり美味しさは格別です。
新鮮な紅花たまごをぜひご安心してご家庭でお召し上がりくださいませ。