奇跡と幸運を呼ぶニワトリ!ポルトガルの伝統工芸品「ガロ」をご紹介します!
新着ニュース 2017.02.21
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は通信販売部の井上がお届けします!
以前ブログにて、米沢市の伝統工芸品「笹野一刀彫」のニワトリ版をご紹介しました!
伝統工芸品とは思えない可愛らしい見た目は、インテリアにもぴったりの米沢市自慢の名産品です!
そんな「笹野一刀彫」に似た伝統工芸品が、海を越えたポルトガルにありました!
それがこちら!
とてもカラフルで、ハートマークも可愛らしい素敵な工芸品です!
こちらは「ガロ」という伝統工芸品で、ポルトガルではラッキーアイテムとして国民に親しまれています。
日本でいう鶴や亀のような存在だそうです!
サッカーのワールドカップではポルトガルチームのマスコットになっていたため、見たことがあるという方もいるのではないでしょうか?
今回はそんなポルトガルのラッキーアイテム「ガロ」をご紹介します!
「ガロ」とはポルトガル語で「雄鶏」という意味になります。
バルセロスでは「真実の証、バルセロスの雄鶏」として知られています。
これにはポルトガルの田舎町に伝わるある1つのエピソードがありました。
昔、ある旅人が無実の罪で捕まってしまい、絞首刑を言い渡されてしまいました。
最後の晩餐とういことで雄鶏の丸焼きを食事として出された旅人は、それを前にして「明日の朝、刑に処せられる時、私の無実の証として、この丸焼きの雄鶏が鳴きだすだろう!」と宣言して丸焼きに手をつけようとしなかったため、周りにいた人に大笑いされてしまいます。
しかし翌朝、刑を処される寸前に、旅人の言うとおり丸焼きの雄鶏が起き上がり「コケコッコー!」と鳴き出したのです!
それを聞いた裁判官は旅人の無実を悟り、絞首刑を取りやめて旅人を釈放しました。
このエピソードから、奇跡と幸福をもたらした雄鶏をモチーフにして、「ガロ」という置物ができたようです。
今や栓抜きやネックレスなど、様々な色や形でグッズ展開をしているガロですが、もともとの色は黒。
これは、丸焼きになった雄鶏の色をイメージしているようです。
伝統工芸品でありながらも、現代まで人々に愛されているのは素敵なことですね!
通信販売部
井上