意外と知らない? たまごの殻の活用方法をご紹介致します!
たまご 2015.09.16
ブログをご覧頂いている皆様、こんにちは。
今回は「たまごの殻の活用方法」についてご紹介させて頂きたいと思います。
たまごの殻がカルシウムで出来上がっていることは
多くの方がご存知かと思います。
日本では年間約250万トンのたまごが生産されています。
たまごの殻はたまごの重量の10%を占めていますので、
年間25万トンの殻が生み出されていることになります。
普段、家庭でたまごを食べるとき、必ずと言っていいほど捨ててしまう殻…
実は割卵工場などで出てくる殻はいろいろ活用されています!
最も利用されているのは、土壌改良剤です。
アルカリ性の性質があるため、
酸性の土壌を中和して、植物の育成を助ける効果があります。
弊社のつや姫の栽培の際にも、殻を土壌改良剤として使用しています!
他にも、たまごの殻を粉末状にしたものが
滑り止めとして、靴のゴム底やスタッドレスタイヤにも活用されています。
カルシウム源としては、子供向けのビスケットやボーロ、
高齢者向けの食品に使用されています。
実はたまごの殻のカルシウムは、胃液で溶解されやすく
カルシウムの体外排出を促すリン酸が含まれている量も少ないので
理想的なカルシウム補給源なのです。
家庭でもたまごの殻を有効活用することが出来ます。
活用方法としては…
① 研磨剤変わりに使う
→1.たまごの殻を細かく砕く
2.コンロや鍋といった、汚れの気になる箇所に砕いた殻を降りかける
3.降りかけた箇所をスポンジ等で擦る
②口の狭いビンや水筒の中の汚れを落とすために使う
→1.殻をミキサーなどにかけ細かくする
2.細かくした殻(卵殻粉)と水をビンや水筒の中へ入れ、振る
※この卵殻粉を使うことで、茶渋も落とすことが出来ます!
③種から植物を育てるときにプランターとして使う
→1.殻の中に種をまく
2.発芽してある程度の大きさになったら、殻の下の部分を割り、
大き目のプランターや土に植え替える
通常のプランターだと植え替えが大変ですが、たまごの殻はカルシウムなので、
土に分解され、植物の栄養にもなります!
…などがあります。
たまごの殻の内側の薄い膜は、タンパク質から出来ており、
水にも油にも溶けない性質を持っています。
この膜も細かく粉砕をして、サプリメントや繊維材料、
うまみ増強の調味料、化粧品原料に使用されています。
こんなに多くの活用方法があり、節約に繋がるものもあるのは驚きですよね!
中の黄身や白身を美味しく食べられるのは勿論のこと
外の殻まで無駄なく使える… たまごはとっても優秀な食材なのです。
弊社の紅花たまごは割ってから生ごみに殻を捨てるときも
生臭みがないとご好評を頂いています!
ぜひ、紅花たまごの濃厚な黄身と白身を堪能した後は
たまごの殻を有効活用してみてはいかがでしょうか。
通信販売部 薩佐