抹茶の日
2月6日は「抹茶の日」です。
愛知県にある「西尾市茶業振興協議会」によって制定されました。
これは西尾茶の創業120年を記念したものです。
由来は茶道で使用される道具からきています。
茶道でお湯を沸かす道具のことを「風炉(ふろ)」といいます。
この語呂合わせを由来として「抹茶の日」としました。
抹茶は日本の味覚の代表として挙げられ、現在でも様々なスイーツなどにも使われています。日本の抹茶は海外にも進出し、今では西洋の国でも抹茶味のスイーツが食べられるようになっています。
抹茶と聞くと戦国時代の茶人、千利休によって誕生したというイメージを持たれる方がいるかもしれません。千利休は武野紹鷗のもとで学び、日本における茶道を大成させ抹茶の歴史を語る上では欠かせない人物ですが、抹茶の誕生には関わっていません。
日本で初めて「抹茶」が登場するのは奈良・平安時代と考えられています。
中国の進んだ制度や文化を学ぶために多くの遣唐使や留学僧が海を渡り、当時流行っていた「お茶」と出会いました。この頃から抹茶のように茶葉を挽いて粉末状にし、お湯を入れて飲むというのが一般的でしたが、粒が大きくザラザラとしていたためお湯を入れても溶けず底に沈んでいるものでした。
その後臨済宗の祖である栄西が中国を訪れた際、団茶を粉末状にしたものにお湯を注ぎ、茶筅で練る「抹茶法」など様々な方法でお茶を楽しむ人々の光景を目の当たりにし、遣唐使の廃止によって廃れてしまった日本の茶文化を復活させようとそれを日本に持ち帰りました。そこで紹介されたのが抹茶の起源とされる「散茶」でした。
抹茶の完成には「茶臼」が重要ですが、1307年以前の古文書には「茶臼」についての記述はありますが、いつから使われているかは明確にはなっていないようです。そこからは有名な茶人たちによって茶の礼式が誕生という流れです。
最後に抹茶プリンのレシピをご紹介します。
材料
卵・・・・2個
牛乳・・・300ml
抹茶・・・10g
砂糖・・・50g
①牛乳を砂糖が溶けるくらい温める。(だいたい60℃くらい)
②抹茶と砂糖を混ぜ合わせる。
③ボウルに卵を割り、②を加えてそっと混ぜる
④温めておいた牛乳を加えて静かに混ぜる。
⑤濾しながら容器に入れる。
⑥蒸し器に入れて蒸す(様子を見ながら時間は調整)
⑦出来上がったら冷蔵庫で冷やす。
簡単ですが、混ぜるときに泡立てすぎないように注意してください。
是非お試しください!