茶碗蒸しに入れていけないもの
本日6月4日は「蒸し料理の日」です。
なぜ6月4日が「蒸し料理の日」なのかというと、6(む)4(し)という語呂合わせが由来となっています。
これは株式会社ミツカンによって制定された記念日です。
ミツカンといえばポン酢をイメージしますが、蒸し料理につけるタレから「蒸し料理のおいしさをPRすること」を目的としているようです。
蒸し料理は簡単に調理できることと蒸すことで余計な油を摂取しなくても済むようになることから、ダイエットにもいいと言われています。最近ではさらに並べてレンジで蒸すだけの手軽な料理が増えています。
最近、茶碗蒸しについてご紹介させていただきましたが、皆様実際に作った方はいらっしゃるでしょうか。
いろんな具材を使用することでバリエーション豊かな茶碗蒸しが作れます。
一見すると茶碗蒸しに合いそうな具材でも、茶碗蒸しに入れてはいけない具材があります。
それは「舞茸」です。
舞茸は特に和食でよく見かけるキノコで、茶碗蒸しにも合いそうなイメージがあります。
しかし舞茸を具材にしてちょうりするといくら蒸しても卵は固まりません。
卵にはオボアルブミンという物質が含まれており、この物質が熱せられると固まる性質があります。
舞茸にはこのオボアルブミンを分解する作用があるため、一緒に入れてしまうと卵が固まらないです。
難しい単語が出てきましたが、簡単に言うと茶碗蒸しを固めるのは、卵のたんぱく質です。
卵のたんぱく質は加熱すると固まる性質があり、舞茸のたんぱく質分解酵素が茶碗蒸しを固めることを阻害していることになります。
茶碗蒸しにキノコが入っているイメージがありましたが、舞茸を入れてしまうと固まらずサラサラとしたものができてしまいます。
皆さんも参考にしてみてください。
次回もお楽しみに
通信販売部
遠藤