山形県民のソウルフード「玉こんにゃく」に迫る!
商品紹介 2018.10.11
ブログをご覧の皆様、こんにちは!
今回は山田ガーデンファームの井上がお届けします。
朝夕はだいぶ冷え込みますが、晴れた日の日中は暖かく過ごしやすい季節になりました。
秋の行楽シーズン真っ只中の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
現在弊社では秋のお取り寄せ商品として「山形郷土料理セット」をご紹介しています。
内陸地方で食べられる醤油風味で牛肉を使った「内陸版山形の芋煮」と、庄内地方で食べられる味噌風味で豚肉を使った「庄内版山形の芋煮」、そしてイカでダシをとった「イカ入り玉こんにゃく」の3つが入っており、1セットで山形の秋を味わいつくせるお得なセットです。
「芋煮」はよく山形の郷土料理として紹介されますが、「玉こんにゃく」はよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
玉こんにゃくとは、一口大の丸いこんにゃくを醤油だけで煮て、醤油の色と味が染み込んだところで串に刺したものです。
お祭りや観光地などでは玉こんにゃくがよく出店に並び、温かくよく味の染みた玉こんにゃくを食べながら小休憩を挟んだり、玉こんにゃく片手に観光地を巡ったりするのもよく見かける風景です。
実は山形県はこんにゃくの消費量が全国1位!
こんにゃく芋の生産は群馬県で、87〜92%の圧倒的なシェアを誇るのに対し、消費量では群馬県を抑えて1位になってしまいます。
山形県民のこんにゃく好きの理由は諸説ありますが、食糧事情があまりよくなかったため腹持ちのいい食品が推奨されたという説が有力だといわれています。
山形では「ひょう」や「うこぎ」などの草もおひたしなどにして昔から食べられてきました。
今でこそ果樹王国・米どころとして知られていますが、山に囲まれた盆地で夏は暑く冬は寒い厳しい気候の土地は、あまり食物の栽培に適していませんでした。
そんな中、安価で腹持ちのいい食べ物として推奨されたのがこんにゃくです。
明治時代にはみたらし団子から着想を得て、丸いこんにゃくを煮詰めて串に刺すというシンプルで食べやすい玉こんにゃくが誕生しました。
すっかり山形の風景に馴染み生活にも浸透している玉こんにゃくは、まさに山形県民のソウルフードといえます。
シンプルな素材でできている玉こんにゃくですが、実は中まで味を浸透させるために1日以上煮詰める必要があります。
しかし、今回お取り扱いしている玉こんにゃくは、すでに中まで味が染みているため鍋で温めていただければすぐにお召し上がりいただけます!
そのまま食べるのはもちろん、味がついているので独特のダシを使ってアレンジレシピにも手軽にご利用いただくことが可能です。
芋煮・玉こんにゃくがセットになった「山形郷土料理セット」で、ぜひ山形の秋をお楽しみくださいませ!