たまごの形には秘密あり!卵の形はなぜ楕円形?
たまご 2015.10.25
いつもブログをご覧頂いている皆様、こんにちは。初めてご覧頂く皆様、はじめまして。
今回は、「たまごの形」についてご紹介をさせて頂きたいと思います。
たまごの形は?と聞かれれば、多くの方が楕円形に近い、いわゆる卵型という形を想像されるかと思います。
普段目にするたまごはどれも綺麗な卵型ですよね。
爬虫類や魚類などのたまごは丸く、球体のものが多いのに対し、
鳥類のたまごはいわゆる卵型と呼ばれる、いびつな楕円形が特徴となっています。
そもそも、このいびつな楕円形にはどのような意味があるか皆様はご存知でしょうか。
実は、その形には卵を産み、育てる環境が大きく関わっています。
多くの生き物に共通していることとして、卵や子どもはとても弱い存在であり、
外敵に襲われる危険性が大人よりも高くなります。
そのため、巣などは外敵になるべく襲われないような場所に作ります。
鳥類は飛ぶことが出来るので、木の上や崖などの高所に巣を作り、
外敵から襲われるという危険は少なくしています。
ですが、高所に巣を作ることで、巣からたまごが落下してしまうという危険が高くなります。
そこで、鳥類は、一方を鋭くし、他方を鈍角にするというイビツな楕円形の卵を
進化の中で生み出しました。
このカタチであれば転がりにくく、たとえ転がったとしても、
元の場所に戻ってくる軌道を描くので、巣から落下する危険性が低くなります。
こうして生み出された産卵方法を
地で飼育されるようになった鶏たちも受け継いでいるため
楕円形のたまごが作られるのです!
また、力学的にもこの卵型は優れていて、
通常の力では手の中で握りしめて割ることが出来ません。
上手く力が分散するように出来ています。
たまごの形にも、それぞれに意味があり
それが大きな価値になるなんてとても面白く感じます。
普段見ているたまごの形に着目してみても面白いですよね。
通信販売部 薩佐