梅雨の花アジサイの色を自分好みに変えるには卵の殻が有効?!
新着ニュース 2017.07.06
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は山田ガーデンファーム、通信販売部の井上がお届けします!!
7月に入りましたがまだ梅雨は明けませんね…
分厚い雲、じっとりとした重い空気に包まれていると、なかなか気分が晴れません…
そんな梅雨のどんよりとした雰囲気を優しく彩るのが梅雨の代名詞アジサイです!
山形では「あじさい祭り」が開催されており、梅雨空の中きれいに咲き誇っていますよ!
淡く柔らかい色合いは癒やされますよね!
アジサイは、土の状態によって色が変わります。
実は色を変えるのには卵の殻が有効なのです!
なぜ卵の殻がアジサイの色を変えることをできるのか、今回はご紹介したいと思います。
アジサイの花の色は、土の酸度によって変わります。
アジサイには赤、青、紫などの色がありますが、この色のベースになるのは「アントシアニン」という色素です。
アントシアニンは、ブルーベリーに多く含まれているほか、布を染める染料としても使用されています。
このアントシアニンは、「酸性」「アルカリ性」「中性」の度合い(強さ)を14段階の数字で表したph値によって構造が変化します。
アジサイの植えられている土壌のph値によって色が変わるのです!
一般的に
「酸性」=「青」
「中性」=「紫」
「アルカリ性」=「赤」
のアジサイに変わると言われています。
他にも時々見かける「赤紫」に近いアジサイはもう年を取ってしまったアジサイで、「白」のアジサイはもともとアントシアニンを持っていないため色が変化しないアジサイになっています。
街中でよく見かけるアジサイは青や紫が圧倒的に多いと思います。
その理由は、日本は火山大国であるため、酸性の土壌が圧倒的に多いからです。
そんな日本で赤いアジサイを咲かせたい時に有効なのが卵の殻です!
1. 卵の殻を洗い、内側の薄皮を取ってから、乾燥させておく。
2. 丈夫な紙袋に入れ、すりこぎなどの棒で袋の上から叩いて粗く砕く。
3. 2.を袋から取り出して新聞紙などに広げ、さらに細かくパウダー状になるまで砕いたら完成。
これだけでアジサイを赤く変える魔法の粉が完成です!
本来捨てるものが役立つなんてとても経済的で手軽ですね!
肥料として優秀な卵の殻ですが、アジサイに撒くとこんな効果があるとは知りませんでした!
卵は殻まで使えるエコで優秀な食材ですね!
今回はアジサイの色を変える方法についてご紹介しました。
次回もお楽しみに!