双子の卵からヒヨコは孵化する?
商品紹介 2018.01.31
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は山田ガーデンファーム、通信販売部の井上がお届けします。
本日1月31日は「五つ子誕生の日」です。
1976年のこの日、鹿児島で日本初の五つ子が誕生しました。
たった一人のお母さんから5人もの命が生まれるというのは、本当に驚くべきことです!
改めて人間の体の不思議さを感じます。
対してニワトリは毎日たくさん卵を産む分、双子で産まれてくるヒヨコも多そうですが、実際はほとんどいないようです。
なぜ双子で産まれてくることができないのでしょうか?
双子の卵が絶対に産まれてこないというわけではありません。
以前ブログでご紹介させて頂いた「二黄卵」を見てもわかるとおり、
一つの卵に黄身が二つ入ったものが稀に産まれてきます。
まだ排卵のリズムが安定しない産卵開始後間もない若い鶏が産んだ卵で、
複数の卵黄が産まれたり、排卵の時に2つの黄身を白身が包んだりすることで二黄卵ができるのです。
しかし、この二黄卵が孵化し双子のヒヨコが産まれるかというと、なかなかそうはいきません。
親鶏が卵を温めている期間、殻の中で成長するにあたり酸素や栄養の取り合いが起こり、双子の卵は死んでしまうようです。
双子のみならず五つ子も産むことができる人間とニワトリの違いはどこにあるのでしょうか?
人間はお母さんのお腹の中で、栄養をもらいながら日々成長していきます。
多くの場合双子は胎盤が2つあり、お互いの栄養や酸素供給が2人分独立して確保されているので栄養に偏りがなく均等に配分されます。
対して卵は中に入っている栄養が限られています。
1匹産まれることしか想定しておらず、1匹分の栄養しか入っていない状態で産まれるので、
二黄卵が誕生しても栄養の取り合いが起き双方のヒヨコが死んでしまうのです。
せめて片方だけでも、少し小さくても産まれてきてほしいと思いますが、なかなか難しいのですね。
双子が孵化できない卵の構造を知り、改めて人間の体の凄さを実感します。
今回は双子のヒヨコは孵化するのか調査しご紹介しました。
次回もお楽しみに!
井上