鶏の産卵メカニズムについて学ぼう!
皆様こんにちは!
通信販売部の吉田明日美です。
いつもブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は春分の日ですね!
春分の日とは「昼と夜の長さが等しくなる日」と言われています。
たしかに、最近は日が長くなり春の訪れを感じます。
実は、鶏の産卵にもこの光がとても重要な役割を果たしているのです!
今日はそんな春分の日にちなんで鶏の産卵のメカニズムについてご紹介致します。
■鶏が産卵仕組みはどうなっているの?
雌の鶏には人間と同じように卵巣があり、そこには卵黄の元となる卵が約1万個あります。
この卵が成長すると卵管を24~26時間かけて通り、その過程で卵白も周りについていきます。
人間の女性でも月周期でこの排卵が起こりますが、鶏の場合はそれが日周期で起こります。
だから鶏は毎日卵を産むことが出来るのです。
しかし、毎日卵を産んでもらうには実は光の加減に注意しなければならないのです。
■鶏が卵を産むためには光の刺激が重要だった!?
ただ餌を食べているだけでは卵は産まれず、ちゃんと「光」を浴びないと産卵はされません。
これは、光の刺激によって産卵に必要な卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンが分泌されるためとされています。
これは、鶏が産卵する時間帯にも影響を与えているのです。
■鶏が朝に卵を産むのはどうして?
先述したように、光の刺激によって産卵がされるため朝日の昇る朝方に卵を産みます。
なので、夜に鶏が卵を産むというのはあまり聞かれません。
それでは鶏は朝さえ認識できれば毎朝卵を産むことが出来るのでしょうか?
■鶏は光の刺激によって毎朝卵を産むことができる!?
以前のブログでもご紹介したように本来であれば鶏も他の鳥類と同様に繁殖シーズンがあります。
通常であれば春に産卵をする動物です。
しかし、スーパーに行けば毎日卵が並んでいます。
それはなぜなのでしょうか?
実は鶏は季節や時間を日照時間によって把握しています。
そのため、意図的に光の浴びる時間をうまく調整することで春だと勘違いし毎朝産卵します。
山田ガーデンファームでも毎日新鮮な紅花たまごを出荷するために光のコントロールを行っております。
鶏は毎朝卵を産む動物だと思っていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、人間による巧みな光のコントロールによって産み出されたものだったのです。
鶏の産卵メカニズムが分かるとなんだか以前より鶏に愛着が湧いてきますね!
それでは次回の記事もお楽しみに!
通信販売部
吉田 明日美