たまごの豆知識「鶏のたまごの仕組み」
いつもスタッフブログをご覧になっている皆様、こんにちは。
初めてご覧になっている方は初めまして。
突然ですが、皆様が何気なく食べている卵ですが、
産まれてからいつ卵を産むようになるのか、どうやって卵ができるのかご存じではない方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は「鶏のたまごの仕組み」についてご紹介させていただきます。
鶏が卵を産み始めるのは生後4~6ヶ月頃からで、その生産頻度は年齢とともに変化していきます。 初めの1年間が最も産卵数が多く、
その後徐々に減少していくのが一般的な傾向です。 卵を産むペースは鶏の健康状態や品種、飼育環境にも影響されますが、年齢が上がるとその生産能力は確実に落ちていきます。
鶏の寿命は、一般的に約5から10年ですが、商業的に卵を産む能力は約2年から3年がピークと言われています。
雌の鶏には卵巣があり、そこには卵黄の元となる卵が約1万個あります。
この卵が成長すると卵管を24~26時間かけて通り、その過程で卵白も周りについていきます。
人間の女性でも月周期でこの排卵が起こりますが、鶏の場合はそれが日周期なので毎日卵を産むことが出来るんですね。
とはいえ、ただそのままにしておけばいいわけではなく、毎日卵を産んでもらうには
光の加減に注意しなければならないんです!
ただ餌を食べているだけでは卵は産まれず、
ちゃんと「光」を浴びないと産卵はされません。
これは、光の刺激によって産卵に必要な
卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンが分泌されるためとされています。
これは、鶏が産卵する時間帯にも影響を与えているんです。
光の刺激によって産卵がされるため朝日の昇る朝方に卵を産むんです。
鶏は季節や時間を日照時間によって把握しているため、意図的に光の刺激を
与えることで春だと思い毎朝産卵するとも言われています。
養鶏場の施設もこうした日光の浴びる時間をうまく調整することで、毎日美味しい卵を
出荷しているところが多いのです。
だいたいのたまごができる仕組みについてはご理解いただけたでしょうか。
弊社でも鶏舎内の光の調節や鶏が快適でストレスを感じない環境づくりを徹底して行っています。
これからも皆様に真心を込め、安心・安全なおいしいたまごをお送りできるよう努めて参ります。
次回のスタッフブログもお楽しみに!
佐藤