ニワトリの鼻はどこ?
ブログをご覧の皆様、こんにちは!
今回は山田ガーデンファーム、通信販売部の井上がお届けします。
本日8月7日は「鼻の日」!!
「は(8)な(7)」の語呂合せから日本耳鼻咽喉科学会が1961年に制定した記念日です。
そこで今回はニワトリの呼吸の方法についてご紹介したいと思います!
皆様はニワトリの鼻がどこにあるかご存知ですか?
人間のように出っ張っているわけではないので分かりづらいですよね。
正解はくちばしの付け根です!よく見ると小さな穴があいています。
ニワトリの顔でお馴染みのキンチョールのロゴにも、ちゃんと鼻が書いてあるんですよ!
ニワトリはこの鼻から空気を取り込み、肺の前後についた鳥類独特の呼吸器官「気嚢(きのう)」を使って呼吸します。
人間をはじめ哺乳類は、横隔膜を使った腹式呼吸を発達させてきましたが、鳥類には横隔膜はありません。
肺と違って気嚢では酸素と二酸化炭素のガス交換は行いませんが、空気を溜める機能を持っています。
肺への吸気・排気は、気嚢の拡大・縮小により、一方向に空気を流す形で常に行われているため、酸素を消費した後の空気が肺にとどまることはありません。
常に新鮮な酸素を取り込むことができ、呼吸効率が腹式呼吸よりも優れているため、鳥は空を飛び上空の空気密度が低い場所でも呼吸することができるのです。
ニワトリは空を飛びませんが、他の鳥類と同じく気嚢を使って呼吸しています。
鼻呼吸が主流のニワトリですが、稀に口を開けて呼吸をすることもあるようです。
しかしこれは体調不良のサインで、熱中症の可能性があります。
ニワトリは人間と同じ恒温動物ですが、汗腺がなく汗で体温を調節することができません。
唯一の熱放射が呼吸による熱放散で、夏の酷暑時には呼吸数が1分間に数百回まで増加してしまい、鼻呼吸では追いつかず犬のように口を開けて早い呼吸を繰り返します。
普段の呼吸数は1分間で12〜37回と人間と同じような呼吸数のため、かなり増加していることがわかります。
このせいで血中の二酸化炭素の濃度が減少し、炭酸カルシウムをうまく形成することができず、殻の薄いたまごができてしまうようです。
弊社でも換気・温度管理は徹底しておりますが、米沢は盆地で夏場は大変暑く、いつもより殻が薄い?と感じることがあるかもしれません。
お気づきのことがありましたらお気軽にご連絡ください!
通信販売部
井上