世界の鶏卵価格事情
皆様こんにちは!
通信販売部の吉田明日美です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!!
今日は卵の価値についてなるべく分かりやすくご紹介していきたいと思います。
はじめに、以前もご紹介させて頂きましたが国内の鶏卵価格についておさらいしましょう。
【日本の卵の価格は2通り存在します】
①鶏卵相場による価格決定
たまごの相場と生産の関係という記事でも述べましたが、季節や天候にあまり左右されない鶏卵は相場で価格が決定します。
需要と供給のバランスによって価格が変動するため、生ものが嫌遠される夏場は価格が低下しがちです。
逆に、クリスマスケーキや伊達巻きたまご、鍋物など冬場は卵を使う事が多いので価格が高騰する場合が多いです。
②プライベートブランドによる価格決定
物価の優等生のたまごからブランド力のある愛されるたまごへ(リンク貼る)という記事でも述べましたが、それぞれの会社が自分で価格を決定します。
プライベートブランドの卵は、エサや飼育環境に特化したりなど、その会社独自の製造方法で作られた、より質の良いたまごです。
弊社では紅花たまごにあたります。
こだわって生産している分コストがかかってしまうので、普通の卵と比べて販売価格は高めです。
しかし、相場の影響を受けることなく安定した価格で供給する事ができます。
また、鶏卵各社が特に力を入れている魅力的な商品で、質が良く、より美味しいたまごになります。
日本の鶏卵販売事情を理解した上で、次は世界の鶏卵販売事情に目を向けてみましょう!!
日本と同様、需要と供給から価格を決定する場合と、プライベートブランドで価格を決定する場合があります。
実は卵の価格が世界で一番高い国といわれるのがスイス。
これは、比較的安定した生産を見込めるケージ飼いの導入が少なく、昔からの平飼いや放し飼いが多いためと考えられます。
逆に、世界で一番安い国といわれるのがインド。
インドの採卵鶏飼養数は世界第3位で供給が需要を上回っているためと考えられます。
世界で最も採卵鶏飼養数が多い国は中国。
人口と同じくらい鶏がいるんだとか・・・やはり中国の規模は違いますね!!
第2位はアメリカ。日本も世界第5位にランクインし、鶏卵生産国となっています。
また、オーガニック食品にこだわりを持つ西欧・北欧の多くの国では、卵一粒一粒に産地、飼育法、どんな餌を食べて育ったかを読み取れるバーコードがついた卵もあります。
生食文化の日本人もびっくりの徹底ぶりですね・・・!
日本のプライベートブランド卵にバーコードがつく日もそんなに遠くはないかもしれませんね!
では次回の記事もお楽しみに!
通信販売部
吉田 明日美